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メーデーとは?2つの意味と、由来となった悲しい事件とは?

2017/04/23

http://kininaru-trend.net

メーデーを辞書で調べると、2つの意味が出てきます。

一つは、5月1日の「労働者の日」。労働者が団結して、権利を要求する日です。

もう一つは、船舶や飛行機などが無線電話で送る国際遭難信号メーデーメーデーメーデー」と3回続けて言うことで、おなじみの言葉です。

いずれも「Mayday」と書き、直訳すれば5月の日という意味ですが、2つに関係はありません

今回は、
・2つのメーデーの意味や由来
・「労働者の日」が国際的に広がるきっかけとなった、悲しい事件とは?

についてお伝えします。

「労働者の日」のメーデーの由来と悲しい事件とは?

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「労働の日」のメーデーの発祥はアメリカです。

1886年5月1日に、アメリカ最大の労働組合中央組織が、シカゴでゼネストとデモを行ったのが始まりです。

ゼネストとは、ゼネラル・ストライキのことで、一団体だけでなく、業界全体や地域全体などで団結してストライキをすることです。

初のメーデーの目標は「第1の8時間は仕事のために、第2の8時間は休息のために、そして残りの8時間は、おれたちの好きなことのために」というものです。

当時は、1日12時間から14時間労働が当たり前だったのです。

アメリカやヨーロッパ各地で第1回国際メーデーが開かれたのは、1890年5月1日

国際的な広がりを見せたきっかけは、1886年におきた、ヘイマーケット事件です。

初のメーデーが開かれた2日後、1886年5月3日に、デモの労働者が警官に射殺されました。

翌日、シカゴのヘイマーケット広場で抗議集会が開かれ、そこで爆弾事件が起き、死者や逮捕者が出ました。

8人の逮捕者は無罪を主張しましたが、7人に死刑、1人に無期懲役の判決が下されました。

ところが、6年後に8人は無罪とわかったのです。

すでに1人は自殺、4人は絞首刑にされていました。無罪とわかったのち、残りの3人は釈放、亡くなった4人も、冤罪が認められました。

この事件をきっかけに、アメリカだけでなく、国際的に連帯して行われることになりました。

メーデーが祝日の国がありますが、もともとメーデーは、五月祭という春を祝うヨーロッパのお祭り。労働者と使用者が休戦し、ともに祝う日でした。

日本のメーデーはいつから?今もやってるの?

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日本で、メーデーのさきがけとなる集会が開かれたのは、1905(明治38)年。

第1回のメーデーは、1920(大正9)年5月2日(日)です。

しかし、青年将校によるクーデターである二二六事件をきっかけに集会が制限され、第二次世界大戦が終わるまで、大規模なメーデーは開催されませんでした。

再開されたのは、戦後すぐの1946(昭和21)年。スローガンは、「働けるだけ喰わせろ」でした。

労働条件の改善を求めるメーデーが形を変えていったのは、1985年。

メーデーの集会で、「スポーツ祭典」が開催され、「お祭りメーデー」と呼ばれるようになったのです。

その後も、5月4日が国民の休日(現みどりの日)になり、ゴールデンウイークが定着したこと、労働組合の活動が低調になったことから、参加者が減少していきました。

全国の労働組合が団結して行っていたメーデーは、「お祭りメーデー」をきっかけに二分され、今は、5月1日に近い祝日に行う団体と、5月1日に行う団体があります。

2016年に東京で行なわれたメーデーは、4月29日開催の連合の「メーデー中央大会」と、5月1日開催の全労済の「中央大会」で、いずれも代々木公園で行われました。

それぞれのスローガンは、「支え合い 助け合う 心をひとつに力をあわせ、暮らしの底上げを実現しよう!」、そして「働くものの団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本をめざそう」で、連合の「メーデー中央大会」では4万人が参加しました。

遭難信号のメーデーってどんな意味がある?

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国際遭難信号のメーデーの元々の意味は、フランス語の「m'aidez(私を助けよ)」。

発音が似ており、覚えやすいため「Mayday」と表記されたのです。

メーデーメーデーメーデー」と3回繰り返すのは、緊急の遭難連絡として推奨されているからです。

無線電話が普及する前は、電信(符号の送受信)の遭難信号が送られ、その時に使われていたのがSOS。

初めてSOSを発したのは、1912年に北大西洋で沈没した、タイタニック号です。

その前に使われていた遭難信号から変更することになり、その第一号となってしまったのが、タイタニック号だったのです。

ちなみに、SOSには特に意味はなく、打電しやすい信号の組み合わせというだけです。

しかし、あとづけで「Save Our Ship(私たちの船を救え)」「Save Our Soules(私たちの生命を救え)」という説が流れました。

まとめ

今、働き方や残業について、色々と議論されていますが、今では当たり前とされる8時間労働制は、「労働者の日」のメーデーの歴史の上に、労働者たちが勝ち取った権利だったんですね。

遭難信号の「メーデー」にはどんな意味があるんだろうと思っていたら、フランス語の意味を、わかりやすい音で表現したものでした。

全く違うものが、同じ言葉で表現されていたんですね。

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