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今日は何の日?

「博士の日」とは?日本初の博士は会津の白虎隊士だった!?

2017/04/06

http://kininaru-trend.net

5月7日は「博士の日」。

むかしは「末は博士か大臣か」という言葉のとおり、将来子どもに期待する職業として、最高のものという考えがありました。

いまは「ポスドク」と言われる、博士号を取得しても就職先がないということが、社会問題として取り上げられています。

今回は「博士の日」にちなみ、
・なぜ、5月7日が「博士の日」なのか?
・博士ってどうすればなれる?
・「ポスドク問題」って?

についてお伝えしていきます。

なぜ5月7日が「博士の日」?日本初の博士は白虎隊士!?

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5月7日は、日本で初めて「博士」が誕生した日です。

1888(明治21)年5月7日、物理学者の山川健次郎、植物学者の伊藤圭介、数学者の菊池大麓ら25名の学者に、日本初の博士号が授与されました。

このときの博士号は名誉博士的なもので、論文審査の博士が生まれたのは、この3年後のことです。

日本初の博士のひとり、物理学者の山川健次郎は、実は”白虎隊士”

幕末のはじまり、日本が開国した1854(嘉永7)年に、会津藩の国家老山川家の次男として生まれ、白虎隊士として14歳で会津戦争に参加、鶴ヶ城(会津若松城)籠城戦で活躍しました。

会津若松城が開城したのち、謹慎所に送られるも脱走。その後、兄の山川大蔵(おおくら・のちに浩)とともに、旧会津藩士による斗南(となみ)藩を再興、そののち、アメリカへの国費留学生に抜擢され、渡米します。

21歳でイェール大学で物理学の学位を取得し帰国、48歳で東京帝国大学総長となります。

2013(平成25)年のNHK大河ドラマ『八重の桜』にも登場し、勝地涼さんが山川健次郎を演じていました。主役の八重は綾瀬はるかさん、兄の大蔵は玉山鉄二さん、妹の捨松は水原希子さんが演じていました。

ちなみに、妹の捨松は、津田梅子とともにアメリカに留学、帰国後は会津藩の敵であった薩摩藩の大山巌と結婚、「鹿鳴館の華」と呼ばれた人物です。

明治新政府軍との戦いに敗れた藩出身の人が、国の中心で政治家として活躍することは困難でした。しかし、学問の世界は関係なく、山川健次郎は「博士」として”出世”することができました。

こうしたことからも、日本人の中に、立身出世の一つが博士というイメージがついたのではないでしょうか。

博士には、どうしたらなれる?

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もの知りな人を、○○博士と呼ぶことがありますが、正式には博士(はくし、はかせ)号を取得した人のことを言います。

博士号は学位の最高位。取得方法は二通りあります。

ひとつは、大学の博士課程または博士課程後期を修了すること。もう一つは、論文審査により高度な研究能力があると認定された人に授与される論文博士と呼ばれるものです。

前者はよく知られていますが、後者は聞きなれない人も多いのでは?

筆者は以前、重度の腰痛になったことで、腰痛の研究をし、論文によって博士号を取得した方にお会いしたことがあります。そういう人もいるんだなと驚きました。

ちなみに学位は、四年制大学修了の場合は学士、修士課程修了または博士と同様論文により取得できる修士、そして博士の3つです。

ポスドク問題って何?博士を取得しても就職できない!?

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ポスドクとは、ポストドクターの略称で博士研究員のこと。博士号(ドクター)を取得後、任期付きの研究職についている人や、そのポストを指す言葉です。

博士号を取得していなくても、医師をドクターと呼ぶことがありますが、本来ドクターとは博士号取得者のことです。

「ポスドク問題」とは、ポスドクの人たちが増え、正規の大学教員になれず、企業への就職もできない状況を言います。

もともと日本では、博士号を取得したのち、任期期限のない大学の助手になることが一般的でした。しかし、以前から助手のポストは限られ、博士号を取得した後も大学に残り、助手に就けるまでの数年を過ごすオーバードクター問題がありました。

1990年代に、旧文部省の旗振りで始まった大学院重点化計画で大学院の定員が増え、博士号取得者が増えました。その後、文部科学省が1996(平成8)年度から2000(平成12)年度の5か年計画として「ポストドクター等一万人支援計画」を策定、大学等の研究機関に期限付きの雇用資金を配布しました。

研究者を増やす計画の中で、博士号取得者の雇用対策として行われたもので、オーバードクターの問題は一時的に解消されましたが、今度は、任期を終えたポスドクの行き先がないという問題が生まれました。

博士号取得者を増やしたものの、少子化で大学のポストは増えず、企業も研究費を削減する風潮の中で、就職先が見つからないという結果になりました。

ポスドクの人たちが、40歳以上になり再就職が難しい年齢であること、海外に働く先を求め、研究者が海外に流出するという問題がおこっています。

まとめ

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博士といえど、就職が難しい世の中。

ある人事担当者からは「修士、博士の人はアカデミックに寄っていて、企業の利益に貢献してくれるかわからない」という声を聞いたことがあります。

どんな仕事も、ビジネス感覚が必要ということかもしれませんね。

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