気になるトレンドキーワード

今日は何の日・季節のキーワード・地域のイベントを紹介!

今日は何の日? 雑学

5月20日はローマ字の日!由来は?何種類もあるのはなぜ?

2017/06/05

http://kininaru-trend.net

5月20日は、ローマ字の日。

「財団法人 日本のローマ字社」が1955(昭和30)年に制定しました。

ローマ字国字論を主張した物理学者・田中舘愛橘(たなかだて あいきつ)命日(5月21日)にちなみ、きりのいい20日を「ローマ字の日」としました。

田中舘愛橘は、日本物理学の祖といわれ、1856年(安政3)年~1952年(昭和27)という激動の時代を、95歳まで生きた人です。

あれ?でも、ローマ字といえば”ヘボン式”があるので、ヘボンさんゆかりの日じゃないの?という疑問がわきます。

理由は、ローマ字表記の方法で、論争があったから

そこで今回は、ローマ字の日にちなみ、
・そもそもローマ字って?なぜローマ字は必要?
・ローマ字表記は、なぜ何種類もあるの?

について、お伝えします。

そもそもローマ字って?なぜローマ字は必要?

スポンサードリンク

ローマ字とは、アルファベットのこと。ラテン文字とも呼ばれます。古代ローマ人がラテン語を表記するために使ったのが由来です。

日本語のローマ字表記を初めておこなったのは、戦国時代に来日したポルトガル宣教師です。

明治時代になると、日本語をローマ字で表記しようというローマ字運動が起こりました。

この頃の日本は、統一した「日本語」というものがありませんでした。江戸時代は、日本国内でも自由に行き来ができなかったため、地方がちがうと言葉が通じなかったり、身分や職業によって言葉が異なっていたためです。

政治や経済上、統一した日本語の表記が必要とされたこと、また、国語の教科書をつくるためにも、公用語としての日本語を決める必要がありました。

その中で、漢字、ひらがな、カタカナがまじった複雑な日本語表記をやめようという考えが生まれました。

そこで、英語を公用語にする、かな表記のみにする、あたらしい国字をつくる、そしてローマ字表記にするというそれぞれの案が主張されました。

結果的に、今も漢字、ひらがな、カタカナがまじった日本語をわたしたちは使っていますが、当用漢字として、文書や日常使う文字が決められ、簡略化されたり、使われなくなっている漢字もあります。

また、ローマ字は、外国人が増える中で、駅の案内など、ますます需要が高まっています。

ローマ字表記は、なぜ何種類もあるの?

スポンサードリンク

小学校で習うローマ字には、2種類の表記があったことを覚えているでしょうか。

その2種類とは、ヘボン式と訓令式のこと。もう一つ日本式もあります。

ヘボン式は、英語の発音に準じたもの。アメリカ人宣教師、ジェームス・カーティス・ヘボンが考案しました。ヘボンは、明治学院大学の創設者でもあります。

それに対し、ヘボン式だと、日本語の表記に問題がでてくると異をとなえ、日本式を考案したのが、ローマ字の日の由来になっている田中館愛橘(たなかだて あいきつ)です。

つまり、ローマ字の日を制定した団体は、日本式ローマ字を推奨しているということですね。

ヘボン式、日本式のどちらを公認するかは、英語と国語の学者・教育者で意見がわかれ、激しい議論が続きました。

結局、1937(昭和12年)に、公的なローマ字が内閣訓令第3号として公布されました。これが、訓令式です。訓令式は、日本式を基礎として改変されたものです。

戦後、GHQ(連合国軍最高司令部)から、地名の看板を、ヘボン式ローマ字で表記する指示があり、訓令式も、ヘボン式をふまえたものに改変されました。完全にヘボン式にしなかったのは日本の意地でしょうか・・・。

まとめると、
ヘボン式→英語の発音に準じたもの
日本式→日本語の表記を考慮したもの
訓令式→日本式とヘボン式の両方をふまえたもの

ということになり、現在小学校で習うのは、ヘボン式と訓令式の2種類となっています。

ヘボン式と訓令式はどう違う?

http://kininaru-trend.net

まず、訓令式は、母音の「A・I・U・E・O」(あいうえお)と、子音(か行=K さ行=S、た行=T、な行=N、は行=H、ま行=M、や行=Y、ら行=R、わ行=W)の組み合わせで表記します。

50音の中で、訓令式と、ヘボン式の表記の違いは4つ。
「し」:訓令式「SI」ヘボン式「SHI」
「ち」:訓令式「TI」ヘボン式「CHI」
「つ」:訓令式「TU」ヘボン式「TSU」
「ふ」:訓令式「HU」ヘボン式「FU」
となります。

また、日本語だと表記がわかれるものも、ヘボン式だと一つの表記になります。
「じ」と「ぢ」:「JI」
「ず」と「づ」:「ZU」

公的に決められたローマ字は訓令式ですが、駅の案内や文書で使う場合は、外国人向けになるため、結果的に日本で多く目にするのはヘボン式です。

そのため、小学校で教えるのもヘボン式だけでよいのでは?という意見もあります。

ヘボン式、日本式、訓令式、どれを使うのがいいのか、意見がわかれていますが、結局、社会の流れによって決められていくのでは?と思いました。あなたはどう思いますか?

▼こちらもどうぞ
記事まとめ

スポンサードリンク

-今日は何の日?, 雑学