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6月10日は時の記念日!由来である天智天皇の水時計って?

2017/04/25

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6月10日は、時の記念日。

天智天皇(当時は中大兄皇子)が作った日本初の水時計によって、時が告げられたのが671年6月10日(天智天皇10年4月25日)であることが由来です。このことは、『日本書紀』に記されています。

今回は、時の記念日にちなみ、
・なぜ「時の記念日」が制定されたの?
・天智天皇が作った「水時計」ってどんなしくみ?

について、お伝えします。

なぜ「時の記念日」が制定されたの?

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時の記念日は、1920(大正9)年に生活改善同盟会が制定しました。

生活改善同盟会は文部省の外郭団体で、伊藤博邦(博文の養子)を会長とし、渋沢栄一ら政財界の大物が会員となっていました。

百科事典マイペディアによると、

国家的利益と産業効率を向上させるために,個々人の生活意識そのものを改革することを目標として,社交儀礼から服装,食事,住宅まで生活全般に関わる改善と合理化を目指した。

とあります。

その実行目標の第1項は「時間を正確に守ること」。

制定された大正時代中期は、社会生活の近代化が推進され、とくに時間厳守や時間の節約によって、効率性を向上させるということが、近代生活の基本として位置付けられたのです。

つまり「時の記念日」は、国策キャンペーンから始まったということですね。

時間によって行動することは、現代では当たり前のことですが、一般の人が正確な時刻を知りたいと思うようになったのは、「労働時間」が重要になった産業革命からです。

日本でも、江戸時代に時計を持っていたのは、大名や裕福な商人などごく一部。庶民は、時を知らせる時の鐘や、寺で鳴らす鐘で時刻を知りました。

時間も不定時法という、日の出と日没を基準にするもので、季節によって”一刻(いっとき)”の長さも違っていました。

でも、それで支障のない生活を送っていたので、考えようによっては、いい時代だったのかもしれませんね。

天智天皇が作った「水時計」ってどんなしくみ?

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水時計の歴史は古く、3500年~4000年前とも言われていますが、いつ発明されたかははっきりしていません。ただ、夜や雨の日に使えない日時計を補うために、作られたと考えられています。

紀元前に作られた水時計は、底に穴のあいた、バケツや洗面器のような容器に水を入れ、減っていく水を目盛りで測って、時刻を確認します。

天智天皇が作った水時計は、漏刻(ろうこく)といい、このしくみとは違っています。

四角い水槽を高さを変えて四段設置し、上段から順に水が落ちていき、最下段の水槽に立てた矢が浮き上がって、矢につけた目盛りで時刻を知るというものです。

1981(昭和56)年に本格的に調査が実施された奈良県明日香村の「飛鳥水落遺跡(あすかみずおちいせき)」は、天智天皇が作った漏刻の施設跡であることが確認されています。

天智天皇を祭神とする滋賀県大津市の近江神宮では、毎年6月10日に漏刻祭が行われます。近江神宮には、時計館宝物館があり、漏刻をはじめ、古今東西の時計などが展示されています。

漏刻(近江神宮サイトより)

まとめ

「時間」が生活の中心になるのは、わたしたちにとっては当たり前のことですが、産業革命などの近代化によって、管理する・される社会になったということでもあります。

時間は大切ですが、たまには時間を気にせず過ごしたいですね。

(参考)
近江神宮 サイト

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