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8月2日はパンツの日!パンツにまつわる大火災の真相とは?

2017/05/28

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8月2日は、パンツの日。語呂合わせなのかな?と思い、複数のサイトを調べると、

下着メーカーの「イソカイ」が、1984年に自社ブランド「シルビー802」にちなんで制定しました。その後、同じく下着メーカーの「オグラン」も語呂合わせで、8月2日をパンツの日としました。パンツの日は「女性が本命男性にこっそりパンツを贈る日」。

とあります。

ただ、パンツの産地で知られる奈良・田原本町が本社の「イソカイ」は2013年に破産手続きが開始され、サイトも閉じられています。また、「オグラン」は現在、「オグランジャパン」(本社:大阪・南船場)として母体が変わっており、真偽のほどは定かではありません。

ですが、有名下着メーカーの「ワコール」や「GUNZE(グンゼ)」がパンツの日のキャンペーンを行っています。ということで、8月2日は「パンツの日」といって間違いはないようです。

ところで、パンツ・下着というと、『日本で女性のパンツ(ズロース)が広まったのは、「白木屋デパート火災」』という通説があります。

しかしそれは、真実ではないというのを小耳にはさみました。本当のところ、どうなのでしょうか?

そこで今回は、パンツの日にちなみ、「白木屋デパート火災の真相」について調べてみました。

また、日本の女性の”パンツの歴史”も調べると、現在とは正反対の価値観だったことがわかりました。

それでは、日本女性の”パンツの歴史”を見てみましょう!

白木屋デパート火災の真相とは?

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白木屋デパートとは?どんな火災だった?

白木屋(しろきや)デパートは、1931(昭和6)年に完成しました。地上8階、地下2階のビルで、当時としては高層建築物でした。

火災が起きたのは、オープン1年後の1932(昭和7)年12月16日。4階のおもちゃ売り場で、店員が豆電球の修理中に、火花が飛び散ったことが原因でした。

火は、燃えやすいセルロイド製の人形などから、あっという間に燃え広がりました。店内には、クリスマスセールと歳末大売り出しの時期が重なり、いつもより多くの商品が山積みになっていたことも火災を大きくした一因です。

この時、警視庁消防部だけでなく、陸軍や海軍も出動し、救出作業にあたりました。そして、80名ほどが救助ネットや脱出用ロープで救出されました。

しかし、14名(従業員13名、客1名)が死亡、500名以上が重軽傷を負う大惨事となりました。

亡くなったのは、電球の修理をしていて消火活動にあたった男性従業員をのぞくと、全員転落死でした。

白木屋デパート火災が”ズローズ普及のきっかけ”、その真相は?

白木屋デパート火災の5日後の新聞には、女性たちがズロースをはいていなかったために、着物の裾(すそ)がめくれるのを気にしてロープを離し、転落死したといった内容の記事が掲載されました。

これが、「白木屋火災をきっかけにズロースが普及した」という通説の一因となっています。ズロースは、ゆったりとした女性用パンツのことです。

しかし、亡くなった人に関する記録によると、火災で焼け死ぬよりは飛び降りようと決意した人などで、「着物の裾がめくれたのを押さえようとして転落死した」という人はいませんでした

また、この火災後にズロース着用が増えた割合は1%ほど

この火災で、着物の裾を押さえたために、転落してケガをした人がいたのは事実ですが、普及のきっかけになったというのは言い過ぎで、伝わる中で話が大きくなったようです。

ちなみに、白木屋デパートは、その後も営業を続け、1967(昭和42)年に「東急百貨店日本橋店」に改称されました。2004(平成16)年に東急百貨店日本橋店は閉店し、現在は「コレド日本橋」になっています。

パンツをはくのは恥ずかしい?当時の女性の感覚とは?

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ズロースは、洋装とともに明治時代に日本に入ってきました。しかし、ほとんどの女性がパンツやパンティを着用するようになったのは、戦後のことです。

普及に時間がかかった理由は、今と価値観がまったく逆だったからです。

当時、多くの女性は着物で、下帯といわれる下着は着けていますが、陰部を隠すことはしていませんでした。

ズロースを日本人で初めて着用したのは、津田梅子山川捨松。明治時代の初めに岩倉使節団に同行した日本初の女子留学生です。

ちなみに、山川捨松は「博士の日」で紹介した日本初の物理学者・山川健次郎の妹です。兄妹そろって”日本初”なんですね。

日本国内で初めてズロースが着用されたのは、鹿鳴館時代です。

女性の洋装が一般に広まったのは、大正時代。この頃、女学校の制服ができたり、働く女性が増えたことが理由です。

洋装が広まったもう一つの理由は、1923(大正12)年の関東大震災。焼死した女性の無残な姿から、着物の不便さが言われるようになり、半官半民の団体である生活改善同盟会が「外出には、ズロースを」と呼びかけました。

しかし、それでもズロースはあまり普及しませんでした。

なぜかというと、この頃の女性は、陰部を包んで隠すのは恥ずかしいという感覚で、隠すことは”つつましさ”や”しとやかさ”を失うものと考えていたからです。

日本にズロースが本格的に広まったのは、戦後の1950(昭和25)年。その後、ファッションとして現在のパンティにつながる下着ブームが1955(昭和30)年におこり、パンツやパンティを着用することが一般的になっていきました。

まとめ

白木屋デパート火災は、いまから85年前。

その当時は、ズロースやパンツは一般的ではなく、下帯をつけていた時代には、陰部は隠さないものというのが常識でした。

隠さないから、恥ずかしくない。逆にパンツで隠すことで「恥ずかしい」という感覚が生まれたと言われています。

恥ずかしいから隠すのではなく、隠すから恥ずかしいというわけです。

”常識”は、時代とともに変わるというのが、パンツの歴史からわかりましたね。

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