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8月6日はハムの日!ロースハムは日本独自!その理由とは?

2017/06/05

http://kininaru-trend.net

8月6日はハムの日。「ハ(8)ム(6)」の語呂合わせから、日本ハム・ソーセージ工業協同組合が制定しました。

ところで、ハムもベーコンも「豚肉」の加工品ですが、何が違う?と言われると「ハムの方があっさりしている?」「ベーコンの方が脂が多い?」など、味や見た目の違いはわかりますが、きちんと答えるのは難しいですよね。

そこで、調べてみると、日本で多く売られているロースハムは、日本独自のもので、そこには、ある歴史上の出来事と、有名ハムの創始者が関わっているとわかりました。

そこで今回は、ハムの日にちなみ、ハムとベーコンの違い、そしてなぜ「ロースハム」は日本で誕生したのかについてお伝えします!

ハムとベーコン、何が違う?

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日本では、ハムと言えばロースハム、ベーコンと言えば脂身の多いバラ肉のベーコンですが、いずれも世界的にみると、一般的なものではありません

ではまず、元々のハムとベーコンについて説明していきます。

ハムとベーコンはいずれも「豚肉のかたまりを塩漬けにした加工食品」です。違いは「肉の部位」と「作り方」

ハム(ham)は「豚のもも肉」を「塩漬け→燻製(くんせい)→ボイル(湯煮)」したもの、ベーコン(bacon)は「豚のロース(背中の肉)」を「塩漬け→燻製(くんせい)」にしたものです。

さらに詳しく見ていきましょう。

世界で一般的なハムは、もらうと嬉しいあの「高級ハム」!

世界で一般的なハムは、骨つきのもも肉を使った「骨つきハム」や、骨を抜いたもも肉を使った「ボンレスハム」です。ボンレスハムといえば、お中元・お歳暮で、もらうとちょっと嬉しい高級ハムですよね。

ちなみに生ハムは、”ハム”と言っていますが、加工方法はベーコンと同じでボイルせず燻製のみです。もしくは燻製せず乾燥させただけのものです。最近人気のイタリア式の生ハム”プロシュット”は、燻製しない生ハムです。

生ハムとベーコンの違いは、燻製にするときの温度。ベーコンは高温で、生ハムは25℃以下の低温で燻製にします。

ということで、元々は「もも肉」を使ったものが「ハム」だったわけですが、ある事情により、日本独自のロースハムが誕生しました。その理由は、後ほどお伝えします。

なぜ、日本でベーコンといえば”バラ肉のベーコン”なの?

先ほどもお伝えしたように、元々ベーコンは「ロース(背中の肉)」を燻製にしたもの。baconは、backと語源的に関係があると言われています。

ヨーロッパでは、バラ肉で作られていたベーコンですが、北アメリカでバラ肉から作られるようになりました。それが日本に伝わったため、日本ではバラ肉のベーコンが一般的になったわけです。

日本独自のハム「ロースハム」は、なぜ誕生した?

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日本独自のハムである「ロースハム」は、どのような理由で誕生したのでしょうか。

日本のハム造りのはじまりは、1872(明治5)年に長崎でアメリカ人から伝授され、日本人が作ったものや、1874(明治7)年に鎌倉ハムの発祥となるイギリス人ウィリアム・カーティスが製造したものです。

ロースハムが誕生したのは、1921(大正10)年。ドイツ人のアウグスト・ローマイヤによって発明されました。

ローマイヤといえば、銀座ローマイヤ レストランやデパ地下にあるローマイヤの店舗などをご存知であれば、高級ハムメーカーのイメージがあるのでは?

さらに、ローマイヤといえば、羽海野チカ作のマンガ「ハチミツとクローバー」の”ローマイヤ先輩”を思い浮かべた方もいたのでは?そう、ローマイヤ先輩の元ネタは、このローマイヤです。

話を元に戻します。

アウグスト・ローマイヤは、1892年6月19日にドイツで生まれました。家は貧しく、職を転々とし、やがて食肉加工業者の見習いの職につきます。

1914年、21歳で海軍へ入隊し、ドイツの租借地であった中国・青島(チンタオ)に渡りました。

当時、第一次世界大戦が起こっており、日本・イギリス連合軍とドイツが戦っていました。結果としてドイツは敗戦、ローマイヤは捕虜として熊本の捕虜収容所に送られます。

その収容所で、食肉加工の経験のあるローマイヤは調理を担当しつつ、日本語を習得します。そして、1920年の解放後も日本に残ることを決め、東京帝国ホテルに就職するのです。

翌年の1921年に29歳で独立、合資会社ローマイヤ・ソーセージ製作所を設立します。

ローマイヤは、日本人の口に合うハムの研究にとりかかり、ソーセージやハムとして使い道のなかったロース肉に目をつけます。

そして、安くて、日本人好みのさっぱりした「ロースハム」が誕生し、日本に広まっていったのです。

ローマイヤは、その後、関東大震災や第二次世界大戦での東京の空襲といった苦難をくぐり抜け、戦後も日本で仕事を続け、1962(昭和37)年12月19日に亡くなりました。

まとめ

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8月6日は広島に原爆が投下され、「広島平和記念日,広島原爆忌」で、ハムの日もイベントはなく、大きく取り上げられることはありません。

しかし、ハムの日をきっかけに調べた「ロースハム」が戦争と関わっていることに驚きました。

ローマイヤと同じように、第一次世界大戦で捕虜として日本にやってきて、その後、今はだれもが知るお菓子を、日本で初めて作った人がいます。

それは、カール・ユーハイムバウムクーヘンで有名な「ユーハイム」の創始者です。

戦争は、決して良いことではありませんが、捕虜として日本に来た外国人が、わたしたちの食に関わっていると知ることができて、とてもよかったなと思います。

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