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苗字の日が2つある理由は?苗字、名字、氏、姓の違いは?

2017/08/01

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9月19日は「苗字の日」。

明治3年9月19日(1870年10月13日)に、明治政府が、平民にも苗字を名乗ることを許した「平民苗字許可令」を出したことが由来です。(日付が違うのは明治5年まで旧暦を使用していたため)

しかし、もう一つ、2月13日にも「苗字制定記念日」という、苗字にまつわる日があります。

「みょうじ」には、名字と苗字の2つの文字があり、ほかにも「氏」「姓」もあります。同じものに、これだけたくさんの表記があるのは不思議ですよね。

そこで今回は「苗字の日」にちなみ
・なぜ”苗字の日”が2つあるの?
・名字と苗字の違いは?氏・姓はどんな意味?

について、お伝えします!

なぜ”苗字の日”が2つあるの?

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苗字は、江戸時代には、公家や武家など、一部の特権階級にだけ認められるものでした。

士農工商」という身分制度を厳格にするためです。

ちなみに、商人が名乗る「越後屋」などは、「屋号」と呼ばれた店の名前で、苗字ではありません。

明治3年9月19日、明治新政府は身分制度を再編するために、公家や武家出身ではない「平民」も苗字をつけることができる「平民苗字許可令」を出しました。

しかし、苗字を使用しない人も多かったため、改めて1875(明治8)年2月13日に「平民苗字必称義務令」を公布し、苗字を義務付けました。

この法令では、原則として「先祖以来」の苗字を使うこととされています。新たに苗字を作ることは、どうしてもわからない場合の例外とされました。

「でも、平民には苗字がなかったんじゃないの?」

という疑問がわきますよね。

実は、江戸時代の身分制度の中で、公に苗字を名乗ることはできなかったものの、「平民」の多くは、苗字を持っていたと言われています。

ただし、先祖の苗字を名乗りたくないと、別の苗字を作った人もいました。もしかしたら、先祖が罪を犯していたり、何か知られたくないことがあったのかもしれませんね。

名字と苗字の違いは?氏・姓はどんな意味?

名字と苗字の違いは?

結論から言うと、「名字」「苗字」どちらを使っても、違いはありません

通常は「名字」が使われますが、その理由は、戦後に定められた「当用漢字」で、「苗」の読みに「ミョウ」が加えられなかったから

そのことから「名字」と書くのが一般的になりました。もちろん「苗字」と書いても間違いではありません。

名字、苗字、ほかにも「氏」「姓」という言い方もありますよね。なぜこんなややこしいことになっているのか?

現在は、どれも同じ意味で使われていますが、もともとは違う意味を持っていました。

「名字」は、自分の好きにつけていいもの!?

名字は、元々、「名字(なあざな)」と呼ばれていました。これは中国から伝来した「字(あざな)」の一種と言われています。

字(あざな)は、男子が実名以外につけた名前で、「あだな」のことです。中国では、名前を軽々しく言うことはよくないとされ、名前とは別に、あだなを使っていました。

たとえば、三国志で有名な「諸葛亮孔明(しょかつりょうこうめい)」は、

諸葛→姓
亮→名
孔明→字(あざな)

となり、一番おなじみの「孔明」は、あだなだったんです。

名は「諱」ともいい、軽々しく言ってはいけないということから、日本に伝わって「いみな(忌み名)」と読むようになりました。

亮をつけずに「諸葛孔明」と言うことが多いのは、名は軽々しく言ってはいけないからだったんですね。

つまり、「名字」はもともと、「自分で好きにつけていい”あだな”」が始まりだったんです。

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「氏」「姓」にはどんな意味がある?

氏・姓のもともとの意味は・・・

氏(うじ):古代にできたもので、祖先を同じくする一族のこと。
姓(かばね):ヤマト王権で、天皇から与えられた、王権(朝廷)での政治的地位を示すもの

「氏(うじ)」には、地名、王権(朝廷)内での役割、天皇に与えられたものと、それぞれルーツがあります。

・地名に由来する氏:出雲氏、尾張氏、吉備氏、葛城氏、蘇我氏など
・王権(朝廷)内での役割に由来する氏:物部氏、大伴氏、日下部氏など
・天皇に新たに与えられた氏:藤原氏、橘氏、源氏、平氏、豊臣氏など

「姓(かばね)」は、時代によって名称が変わりますが、「国造(くにのみやつこ)、県主(あがたのぬし)」「(おみ)、(むらじ)」「真人(まひと)、朝臣(あそん)」などがありました。

日本史で「氏姓制度(しせいせいど)」「氏姓(うじかばね)の制」を習ったのを覚えているかもしれません。

当初は、貴族や豪族に対する制度でしたが、大化の改新ののちは、戸籍制によって、一般民衆も含めて、すべての階層の身分を表すものになりました。

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「名字」はどう変化した?

先ほど、名字は「自分で好きにつけていい”あだな”」が始まりと説明しました。

平安時代に最も栄えた貴族といえば、藤原道長を代表とする「藤原氏」。栄えていくにつれ、どんどん分家も増えました。

その分家を区別するために「名字」をつけるようになりました

それが、公家の近衛家、九条家、西園寺家などです。

平安時代の貴族は、母親の実家で育つため、その屋敷のあった地名などを名字にしました。

ほかにも、「木工助という官職の藤原」で工藤、「伊豆の藤原」で伊藤、「加賀の藤原」で加藤など、藤原氏がルーツの名字は数多くあります。

また、平安時代後期に登場した武士は、自分の力で支配するようになった土地(名)を名字として名乗るようになりました。

苗字」は、子孫や末裔を意味する「苗裔(びょうえい)」がルーツと言われています。江戸時代頃から戦前までは「苗字」と表記していましたが、なぜ名字でなく苗字だったのかは、はっきりしません。

徳川家康の正式な名前は?

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武士の世界は、力で領土を勝ち取る実力主義。とはいえ、身分の高さや朝廷の役職は、自分を格付けするための大事なものでした。

特に武士の中では、貴族から武士になった「源氏」「平氏」は最高の「氏」です。

氏は一族を示すもの。「自分は源氏の血筋である」と、本当かどうかは別にして、名乗っていた武士は多くいました。

徳川家康もその一人。彼の正式な名前は「源朝臣徳川次郎三郎家康」。分解するとこうなります。

:氏(一族・血筋)
朝臣:姓(朝廷での政治的地位)
徳川:名字(自分でつけたもの)
次郎三郎:通称名
家康:名(実名)

となります。

日本の名字には、さまざまなルーツがあります。ご自分の苗字を調べてみると、意外なことがわかるかもしれませんね。

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