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「日ソ共同宣言」の内容とは?10月19日は日ソ国交回復の日!

2017/09/09

http://kininaru-trend.net

10月19日は日本とソ連(現・ロシア)が国交を回復した日です。

1956(昭和31)年10月19日、日本の鳩山一郎首相とソビエト連邦のブルガーニン首相が、「日ソ共同宣言」に署名し、日本とソ連の国交が回復しました。

今回は「日ソ共同宣言」について、第二次世界大戦中の日本とソ連の関係から、北方領土問題まで、順を追ってお伝えしていきます!

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第二次世界大戦中の日本とソ連の関係は?

日本とソ連は、1941(昭和16)年4月に「日ソ中立条約」を結び、お互いの領土を侵略しないこと、他の国と戦争になっても中立を守ることを約束したのです。

この条約によって、日本は北方からの軍事的脅威を弱め、南進政策をとることができ、ソ連は対ドイツ戦に集中することができるようになりました。

条約の有効期間は5年。満了1年前までに、両国いずれかが破棄を通告しない場合は、さらに次の5年間延長されると決められました。

なぜソ連は日本に宣戦布告した?

ソ連が日本に宣戦布告したのは、1945(昭和20)年8月8日。8月15日の終戦のわずか7日前です。

1945年4月5日、ソ連は「日ソ中立条約」の期限が切れる1年前に、条約破棄を日本に通達します。背景には、1945年2月に開かれた「ヤルタ会談」で、ソ連が日本に参戦する密約がありました。

ヤルタ会談は、連合国であるアメリカ大統領のルーズベルト、イギリス首相のチャーチル、ソ連首相のスターリンによる首脳会談です。

ここで、ルーズベルトはスターリンに日本への参戦を要請、それにより、ソ連が対日参戦すること、日本の領土である樺太南部・千島をソ連の領土とする密約が交わされたのです。

日本は、1945年7月26日に発表された、アメリカ、イギリス、中華民国(当時)による、日本の無条件降伏を求める「ポツダム宣言」を黙殺します。

そして8月8日に、世界平和を早期に回復するという名目で。ソ連は日本に宣戦布告。満州、樺太南部、朝鮮半島、千島列島に侵攻します。

すでに、各地でアメリカに敗戦していた日本にソ連と戦う力はなく、現地の日本人が防衛する戦闘となり、多くの悲劇が生まれました。

ソ連は、日本がポツダム宣言を受諾した後も侵攻を続け「北方領土」を占領したのです。

アメリカによる広島、長崎への原爆投下が8月6日と9日。ソ連の日本への宣戦布告が8月8日。とても近い日にちですよね。

これは、第二次世界大戦後を見据えての、アメリカとソ連のかけひきの結果ともいえます。

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「日ソ共同宣言」の内容は?

ソ連は、1945年8月8日の宣戦布告とともに日本と国交を断絶、日本が領土としてた樺太南部、千島列島を占領しました。

日本は、ポツダム宣言受諾後、連合国の占領を経て、1951(昭和26)年9月8日に「サンフランシスコ平和条約」に調印。アメリカをはじめとする連合国諸国との平和条約を結びました。

しかし、このときソ連は参加せず、日本とソ連の国交は断絶したままでした。

その後、1955(昭和31)年10月19日に「日ソ共同宣言」が行われ、日本とソ連の戦争状態の終結、国交の回復が宣言されました。

なぜ「平和条約」ではなく「宣言」なのか?

国交回復の交渉の中で、ソ連側は「(北方領土の)歯舞諸島と色丹島を返還する」と伝えています。しかし、日本側は国後島、択捉島も含めた「北方四島」の返還を求め、話し合いはまとまりませんでした。

そのため、日ソ共同宣言では、「平和条約を締結したのちに、歯舞諸島と色丹島を返還する」という内容が盛り込まれています。

ということで、国交正常化の「宣言」はしましたが、平和条約までは結べず、今日に至るのです。

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北方領土問題の複雑な事情とは?

北方領土問題のきっかけとなったのは、「サンフランシスコ平和条約」です。この条約で、日本は「千島列島」の権利を放棄しました。

この「千島列島」に国後島と択捉島が含まれるかどうかが、問題となっています。

サンフランシスコ平和条約の全権である吉田茂首相も「歯舞諸島、色丹島は北海道の一部」と言っていますが、「国後島と択捉島は古くから日本の領土だった」とあいまいな言い方をしています。

北方領土は日本固有の領土です」という、政府広報がCMで流れていたことがありました。

北方領土は、台湾や朝鮮半島、満州のように、日本が戦争によって占領したのではなく、「そもそも」日本の領土だったという主張です。

ソ連は「日ソ中立条約」の破棄を日本に告げ、1945年8月8日に宣戦布告しました。しかし、日本は、その時点では条約は有効と考えており、ソ連の北方領土占領は「一方的なもの」としています。

現在、日本政府は、

・北方領土は、今まで一度も外国の領土になっていない「日本固有の領土
「日本固有の領土」であるため、放棄する必要はない
・北方領土は、サンフランシスコ平和条約で放棄した「千島列島」にも含まない

と主張しています。(内閣府、外務省サイトを参照)

つまり、「そもそも日本の領土だった場所を、ソ連が条約を無視して占領したので放棄する必要はない。放棄した千島列島にも含まない」という主張です。

まとめ

北方領土問題が解決しない限り、日本とロシアの「平和条約」が結べません。

日本は平和だと思ってしまいがちですが、世界の中では不安定な立場なのかもしれませんね・・・。

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