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おはぎとぼたもちの違いは?あんこや季節の違いじゃない!?

2017/03/30

彼岸になると、スーパーや和菓子屋に並ぶのが
おはぎ」「ぼたもち」。

「春と秋で呼び名が違うよね」
「こしあんとつぶあんの違い?」
なんとなく知っていても、よくわかりません。

そこで、調べていくと、
実は同じ意味ということがわかってきました。

では、なぜ呼び名が違うのか?をまとめてみました。

また、「おはぎ」「ぼたもち」以外の呼び名や、
おはぎやぼたもちにまつわる、怖い昔話
も、ご紹介します!

「おはぎ」と「ぼたもち」本当は違いはない!?

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お彼岸におはぎ・ぼたもちが食べられるようになったのは、
春に豊作を祈り、秋の収穫の恵みに感謝して
おはぎ・ぼたもちを、神様にお供えする日本の風習が、
仏教の彼岸と結びついて、今に定着したものと考えられています。

まず、一般的に言われる「おはぎ」と「ぼたもち」の違いを
3つ挙げてみました。

季節によって呼び名が違う
春分の日(3/20ごろ)と秋分の日(9/23ごろ)の前後3日間、
それぞれ7日間がお彼岸の期間です。

ちなみに、それぞれ”ごろ”なのは、
天文学の計算で日を決めるので、年により、日にちが前後するからです。

春のお彼岸は、牡丹の花に見立てて牡丹餅(ぼたもち)
秋のお彼岸は、萩の花に見立ててお萩

牡丹の花は大きく、萩の花は小さいので、
ぼたもちは大きく、おはぎは小ぶり。

一番有名な説ですよね。

こしあんとつぶあんの違い
ぼたもちは、こしあん
おはぎは、つぶあん

小豆の収穫は秋
春には皮が固くなるので、
春の彼岸(ぼたもち)には、皮をこした、こしあんが使われ、
収穫したばかりの小豆は、皮がやわらかいので、
秋のお彼岸(おはぎ)には、皮ごとつぶした、つぶあんが使われたという説。

使われる米の違い
主にもち米が使われるのが、ぼたもち
主にうるち米(普通の米)が使われるのが、おはぎ

ぼたもちは、こしあんで、おもちっぽい、
おはぎは、つぶあんで、米のつぶつぶが残っている。
と記憶している方も、いらっしゃると思います。

でも、これは、あとから意味づけされたもので、
語源をたどると、同じものだった
という説があるのです。

「ぼた」は、「萩」や「米」の別名!?

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ぼたもちは「牡丹餅」と書きますが、
花に詳しい人であれば、牡丹は春ではなく、夏の花では?と思ったはず。

実は、「ぼた」は「萩」の別名
「牡丹餅」は、当て字だという説があります。

また、売り物にならない、欠けた米のことを「ぼた米」といい、
その米でつくったので「ぼたもち」という説もあります。

これは、筆者の考えですが、
農家が、年貢で納められなかった、欠けた米で作った団子を
「ぼたもち」と呼んでいて、それがいつしか、
いろいろな意味づけが、されたのではないでしょうか。

小豆と砂糖で作られるあんこは貴重品で、
今の形のおはぎ・ぼたもちが、食べられるようになったのは、
町人文化が花開いた、江戸時代からと言われています。

棚からぼたもち」ということわざもあるように、
最初にできた言葉は「ぼたもち」だと思われます。

そして、おはぎ・ぼたもちには、さらに別名があります。

夏は「夜船(よふね)
おはぎ・ぼたもちは、餅のように、
べったんべったんと音を立てずに作ることができます。

ついた音がしない=「搗き知らず(つきしらず)」=「着き知らず」。
夜は暗くて、いつ船が着いたかわからないということで、
「夜船」という別名があります。

冬は「北窓(きたまど)
同じく「搗き知らず(つきしらず)」=「月知らず」。
北の窓から月が見えないという意味です。

言葉遊びの中で、同じ食べ物に、いろいろな名前がつけられていったんですね。

おはぎ・ぼたもちにまつわる、こわーい昔話とは!?

おはぎ・ぼたもちが登場する、こんな昔話があります。

昔むかし、旅人の若者が、
親切な老夫婦の家に泊まらせてもらいました。

夜になると、おじいさんとおばあさんが、
こんな会話をしているのを聞いてしまうのです。

「明日は、半殺しがええかねぇ、それとも手打ちにしようかねぇ
「若いもんだから、半殺しがええんじゃねぇかのう」
若者は、びっくり仰天!

昔ばなしに、こんなお話があります。
地域によっては、「半殺しか、本殺しか」というところもあります。

おはぎ・ぼたもちは、餅のようにつかずに、蒸した米をつぶしたもの。
米の粒が残っているので「半殺し」
その反対で、餅を「本殺し」という地域があります。

手打ちは、刀で斬り殺すことではなく「手打ちそば」のことです。
「手打ちうどん」になる地域もあります。

つまり、「半殺しか、手打ちか」というのは、
若者に「おはぎ・ぼたもちとおそば、どちらを食べさせてあげようか
と、話し合っていたというわけです。

いろいろな説がありますが、
おはぎ、ぼたもち、夜船、北窓、半殺し
同じ食べ物なのに、こんなに違う名前があるなんて、
おもしろいですね。

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