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喫茶店の日の制定の由来は?喫茶店とカフェの違いとは?

2017/06/05

http://kininaru-trend.net

4月13日は、喫茶店の日。

1888(明治21)年4月13日、東京の上野に、日本初の喫茶店「可否茶館(かひさかん)」が開業したことが由来です。

今回は、
・日本初の喫茶店「可否茶館」と、開業した人の苦難の人生、
・カフェと喫茶店の違い
について、お伝えします。

日本初の喫茶店「可否茶館」とは?開業したのは、どんな人?

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可否茶館は、ビリヤード場やシャワー室もあり、国内外の新聞や書籍も置かれていた2階建ての洋館で、コーヒーは1銭5厘で提供していました。

当時、東京銀座・木村屋総本店のあんぱんが1銭、うどん・そばが2銭。明治時代の1円は、今の2万円。

1銭は1円の100分の1なので、200円です。あんぱん200円、コーヒー300円、うどん・そば400円となるので、高すぎないけど、毎日は行けないといったところでしょうか。

ただ、コーヒー一杯の値段で、今のネットカフェのような設備を使えると考えると安いのかもしれませんね。

開業したのは、鄭永慶(ていえいけい)という人。

上流階級のための鹿鳴館は、上辺だけの欧化主義。庶民や学生、青年のための社交サロンを開き、良質な知識を得る場にしたい」との思いから開業しました。

鄭永慶は、外務省権大書記官の父の仕事の関係で、11歳で中国で中国語を学び、14歳の時にはすでに中国語、英語、フランス語を習得していました。

16歳で渡米し、ニューヨークのエール大学で学びますが、病気のため退学し、帰国しました。そして、教師、大蔵省を経て可否茶館を開業します。

妻を病気で亡くし、大学中退のために大蔵省で重要な職に就けないという、悲しみと挫折があり、学校を作るか悩んだ末に、若者のための社交場を作ろうと決心したのです。

ところが、投資の失敗もあり、可否茶館は5年で閉店してしまいます。

その後、鄭永慶はアメリカに密航しましたが、37歳で亡くなっています。

志なかばで鄭永慶は亡くなりましたが、ここで初めてコーヒーを口にした若者も少なくなかったはず。

コーヒーを飲みながら交流するという文化は、このあとの「カフェー」に引き継がれていくのです。

カフェと喫茶店の違いは?ルーツは明治、大正!?

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カフェと喫茶店の簡単な見分け方は、メニューにお酒があるかないか

カフェは「飲食店営業許可」。アルコールや調理した料理を提供できます。

喫茶店は「喫茶店営業許可」。アルコールの提供や単純な加熱以外の調理はできません。

もちろん、カフェがつく店名で、「喫茶店営業許可」で営業することもできます。

なぜ「カフェ」はお酒が出せるのか。それには、こんな歴史があります。

可否茶館が閉店した数年後、東京・銀座に開店したのが「カフェー・プランタン」。パリのカフェをモデルに、劇作家の小山内薫が名付けました。

ここは、美術家や文学者の社交の場で、女性の店員(女給)がいて、コーヒーのほかに、洋食やお酒も提供されていました。

関東大震災後の1924(大正13)年にできたカフェーは、女性の接待があり、女給がウエイトレスからホステスの役割になっていきました。

第二次世界大戦後、いわゆる赤線地帯ができ、かつての遊郭がカフェーの名目で営業をしていたため、それと区別するため、女性が接待してお酒を出す、かつてのカフェーは、バーやクラブと称するようになりました。

また、純粋にコーヒーなどアルコール以外の飲み物を提供する店ということから、「純喫茶」という言葉ができました。

「カフェー」は今でも法律用語として残っており、風営法で「料理や酒で客を接待をし、飲食をさせる営業」を規定する中に「カフェー」という言葉があります。

それが、カフェはお酒OK、喫茶店はお酒NGということに繋がっています。

カフェブームは、2000年代におこりましたが、カフェでお酒が提供できるという根拠は、
明治時代にできた「カフェー」と、戦後すぐにできた法律がもとになっているなんて、おもしろいですね。

まとめ

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「喫茶店の日」に、喫茶店の歴史、喫茶店とカフェの違いについてお伝えしました。

ちなみに、統計局の「家計調査ランキング」での「喫茶代」の支出金額で、他を大きく引き離し1,2位を獲得したのは、名古屋市岐阜市

モーニングサービスがすごいと言われる地域ですね。

岐阜市出身の友人が「モーニングに茶碗蒸しがつくのは当たり前」と言っていました。

普段はコーヒーチェーンに入ることが多いですが、「喫茶店の日」に想いをはせ、昔ながらの純喫茶に行ってみたいなと思いました。

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